メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームとは?
肥満、特に内臓まわりに脂肪が溜まって、おなかがぽっこり出ている「内臓脂肪型肥満」の方は、血圧、血糖、脂質値などの異常を来たしやすく、その結果、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病が重なりやすいことがわかっています。
内臓脂肪型肥満があり、高血圧、高血糖、脂質異常症のうちの2つ以上が重なっている状態を「メタボリックシンドローム」と言います。
メタボリックシンドロームの患者さんでは、血圧、血糖、脂質などの値がそれほど異常でなくても、それらが重なることで動脈硬化が進展しやすくなり、心筋梗塞や脳血管障害などの心血管事故の危険率を高くすることが知られています。
食事療法と運動療法によって改善
メタボリックシンドロームの主な原因は、内臓脂肪の過剰な沈着です。したがって内臓脂肪を減らすことで、メタボリックシンドロームの病態を改善することができます。
内臓脂肪は食事療法や運動療法によって燃焼しやすいことが知られていますので、メタボリックシンドロームの病態を改善し、心血管事故を防ぐためには、食事療法、および運動療法に早く取り組むことが大切です。
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